「移乗」に参加して
「移乗動作の構成要素と姿勢の理解」に参加して
このくますまキャンパスを知ったきっかけは、老健の研修会で講師の内田先生から紹介があり、さっそく自宅でHPをみて、すぐに申し込みました。今回が3回目であることに少しショックであり、もっと前に知っておけばよかったなと思いました。
私は老健で勤務しており福祉用具と関わる機会が多くありましたが、正直、日々不安の葛藤でした。知識をつけ自信をもってご利用者の生活を支援できるセラピストになりたいと思い、昨年福祉用具プランナーを受講しました。講義の中で、河添先生や内田先生の迫力に魅了され、「追いつけ追い越せ」(追い越すのは…難しいが…)といつしか自分の目標になっておりました。(すみません。勝手に)
くますまキャンパスのHPは、今までの研修内容が写真も盛り込んで紹介しており、少人数でじっくり学んでいる雰囲気も感じることができ、それも申し込んだきっかけとなりました。
今回の移乗動作は、自分にとって自信のない部分であり、またリフトや吊り具など様々な種類を使用した経験もなかったため、かなり興味をもって参加しました。
2日間、お尻が焼けるほど?トランスファーボードに乗り右へ左へ移ったり、多くの参加者の尾骨を触りリフトの吊り具を装着したりと徹底的に触れることができました。また立位移乗や座位、リフト移乗の姿勢についても深く考え、開始時の姿勢は?移った後の姿勢は?上肢の位置は?足の向きは?介助者の姿勢や視線は?と細かく考えることができました。
グループワークも取り入れており、5名程度で構成され、グループリーダーも配置されていたため話しやすく、活発な意見があり雰囲気も良いものになりました。
講師陣も福祉用具のプロフェッショナルな方であり、関西弁で面白おかしく、しかし締めるところは締めていただき、内容の濃い講習になりました。
今回の研修を通して、実際に動いてみることで、またグループで意見を出し合うことで新たな気づきにつながり、また用具に触れ体で感じることで、対象者に対して適切に選定でき、使用できる技術につながったと思っております。早速、現場に持ち帰り、ご利用者や家族への支援やスタッフの育成に繋げていきたいと思います。最後になりましたが、2日間の研修の準備・運営・こまめなメールでの連絡体制などスタッフの方々には大変感謝申し上げます。次回もかなり期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
介護老人保健施設フォレスト熊本 理学療法士 園村 加奈子
| 固定リンク
| コメント (13)
| トラックバック (0)
最近のコメント